傷だらけのドクターの一言メモ
聴診器がイヤフォンに変わるような比喩が印象に残り、胸の奥で小さな音が鳴っているように感じます。以前は治す側だと思っていたのに、いつの間にか自分のほうが患っていたと気づいた場面が強く心に残りました。今は相手の鼓動を確かめたくてたまらず、薬で抑えようとした感情さえも愛しく思えます。心電図を楽譜にたとえる表現は視覚的で、音が重なっていく様子が目に浮かびました。繰り返す願いが切実で、何度でも戻って確かめたいという強さが伝わります。片想いの痛みと優しさが同居していて、だからこそ手当てを頼みたくなる素直さが温かく感じられました。言葉はやわらかくて分かりやすく、子どもでも受け止められる優しい調子でした。