ふいに零れた ため息の奥
名前も知らない痛みに触れた
「大丈夫」とはもう言えなくて
ただ君の声を脳内でリフレイン
鳴いて 鳴いて 溢れるかぎり
誰も代われはしないから
終わりのないノイズを掻き分けて奏でよう
全てはそう 僕らのために
繰り返した傷で 鈍くなる感覚
もうこれ以上は失くしたくなくて
ひとりじゃ聴こえない
穏やかな鼓動を探している
革命なんて 起こせなくていい
ちょっと生きやすくなればいい
うるさいくらいの無音を切り裂いた時
空が映す未来 確かめたい
悲しみも幸福も分かちあって
壊れたものも直さないで
それを見る度に思い出すんだ
ここで生きている証とやらを
鳴らせ 鳴らせ 溢れるかぎり
誰も代わらなくていいから
終わりのないノイズを掻き分けて奏でよう
ちっぽけな僕らの歌を
[ Romaji ]
静かな痛みと強い願いが交差するような表現が続き、心の奥に響いてきました。ため息や傷といった言葉が重なりながらも、それをただの苦しみとして描くのではなく、音や鼓動に変えていく姿勢が印象的です。誰も代わることのできない存在を強調する部分には、人と人が持つ唯一性が込められていて、そこに深い温かさを感じました。革命のような大きな変化ではなく、少しでも生きやすくなることを願う視点は、現実に寄り添った優しさを持っていて、読む人の心を穏やかにします。壊れたものを直さないまま受け入れるという表現は、完璧を求めるのではなく不完全さを抱きしめる強さを示していて、人間らしい真実味がありました。ノイズを掻き分けて奏でるという言葉は、困難の中でも自分たちの声を響かせようとする姿勢を象徴していて、そこに強い意志が感じられます。小さな歌を鳴らすという表現は、派手さではなく日常の中にある確かな存在を大切にする気持ちを伝えていて、読む人に安心感を与えました。