月へゆく feat. tamaの一言メモ
夜の静けさにひそむ小さなざわめきが、胸の中でぐるぐると回っているような気持ちになりました。届かない言葉や言えなかったことがたくさんあって、ため息が出るたびに心の中が少しひんやりしたのを感じました。失敗したことを思い出して恥ずかしくなったり、同時に誰かを大切に思うあたたかさが胸をぎゅっとする瞬間がありました。何度も考えを巡らせては立ち止まり、また少しだけ前に進もうとする自分が見え、心の中に小さな歩幅の勇気が育ってきたように思いました。月を見上げるたびに自分がちいさく感じられたときに、それでも手を伸ばす気持ちがどこかで残っているのに気づきました。悲しさや悔しさが混ざった複雑な感情が、やさしい光と影のように同時に存在していて、そうした感情を抱えたまま日常を生きていく力がそっと伝わってきました。読んでいるあいだに自分の中の弱さも強さも見つめ直すきっかけになり、夜道を一人で歩くときにふと思い出してしまいそうな、静かな切なさと一緒に少しだけ前を向けるような気分が残りました。