He Who Me 世を儚んだ
あなたに捧ぐ歌
ひいふうみい夜の時代に
マッチでともす歌
彼 誰 僕は僕(しもべ)
あなたがいなければ
命を捨てるほどの
祖国はあるのか
僕が世はあなたのために
こぼれゆく言葉となって
たった一行を遺して
僕が世はあなたのために
こぼれゆく涙となって
たった一滴を流して
She suicide しても
あなたは生きてゆけ
See saw 見なくていい
ものなにひとつない
彼女 あの娘のために
生きれないとしても
あなたを捨てるほどの
命なんて何処にもない
僕が世は誰かのために
くずれゆく象牙の塔だ
たった一行を探して
僕が世は誰かのために
したたった温かい血だ
たった一条流せたら
愛してる 僕は君を抱きしめた
嘘じゃない 白い花びらひらりひらり
愛してた 僕は僕を抱きしめる
嘘じゃない 僕じゃない これは僕の血じゃない
僕が世はあなたのために
声なき声で歌って
たった一文字(ひともじ)を遺して
僕が世はあなたのかなた
途切れた声は届かず
都会の空気を汚して
友達は裏切ってった
恋人は愛せなかった
僕は僕を殺めたって
あなたにはなれなかった
あなたをわからなかった
歌うようにただ叫んだ
僕が世は あなた
いないのは あなた
僕が世は かなた
いないのは 僕だ
[ Romaji ]
深くて静かな哀しみが胸に沈んで、読むと心がしんとするような感覚になりました。誰かを想う気持ちが強すぎて自分がわからなくなる苦しさが伝わり、言葉にできない想いを必死で形にしようとする姿に胸が締め付けられました。時に冷たく孤独な世界が描かれていて、そこに立ち向かうための小さな叫びが混じっているのが印象的です。過去に抱えた後悔や裏切りの重みがにじみ出ていて、読むたびに別の面が見えてくる奥行きがありました。自己と他者の境界が揺れる瞬間が切実に表現され、誰かを愛することで自分を失ってしまう恐れや、逆に自分を取り戻そうともがく姿が浮かびます。言葉にならない感情を何とか伝えようとする必死さが痛いほど伝わり、時折見せる温かさに救われる気持ちにもなりました。暗闇の中で小さな灯を探すような繊細さがあり、読後には静かに考えさせられると同時に、自分の大切な人にもう一度向き合いたくなる力が残ります。