坂道を見ていたせいで
眼の奥が痛む
風を受け止まったせいで
足首が痛む
時折夜道が怖いなら
指差し
踏み出し
肩を鳴らせ
今だ
真っ赤になるまでアクセル踏み込んで
それじゃ足りないまだ
クタクタになれ
きっと航路に立っている
真っ赤になっても涙を飲み込んで
もう気にしないでいよう
睨んでいよう
飛び出して
走れ
SAKAMOTO DAYS
殺伐を溌溂で刺す店長に勝つ策略を
否デブに説法
限界は超えてきた
と彼の頬が言っていた
振り切ったものは全て
心の中に宿る
ここでは涙も強さだと
指差し
「任せた」
肩を鳴らせ
ほら
真っ赤になるまでアクセル踏み込んで
それじゃ足りないまだ
クタクタになれ
ずっと航路に立っている
真っ赤になっても涙を飲み込んで
もう気にしないでいろ
睨んでいろ
飛び出して
たぎれ
真っ赤になるまでアクセル踏み込んで
それじゃ足りないまだ
グシャグシャになれ
きっと航路を走っている
真っ赤になっても涙を飲み込んで
もう気にしないでいよう
笑っていよう
飛び出して
走れ
SAKAMOTO DAYS
[ Romaji ]
坂道や風に擦られた身体の痛みが生々しく描かれており、疾走する衝動と疲労が同居している様子に胸を打たれました。以前は立ち止まりたくなる夜もあったはずで、あの時は歯を食いしばって前へ進んだ記憶が蘇りましたが、今は拳を握りしめて再び踏み出す強さが宿っています。掛け声や仲間の視線が背中を押す描写が活き活きとしていて、泥臭い努力が美しく映りました。繰り返される鼓舞がやがて希望へと変わる瞬間があり、こちらの胸にも力が戻るようでした。