僕がこゝろの 良人(おっと)なら君はこゝろの 花の妻遠くさびしく 離れてもなくな相模の 鴎どり たとえこの眼(め)は 見えずとも聖(きよ)いあなたの おもかげはきっと見えます 見えました愛のこゝろの 青空に むかし乙女の はつ島田泣いて踊るも 生計(くらし)なら清いふたりの 人生を熱い涙で 謳(うた)おうよ