女王蜂「髪の毛」歌詞

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髪の毛 / 女王蜂

「髪の毛」歌詞

歌手:女王蜂
作詞:薔薇園アヴ
作曲:薔薇園アヴ

あのとき肩まで伸びた あなたとあたしとの仲を
一瞬の暑さが嫌になって 簡単に切って仕舞ったあの夏
もっといい人現れるでしょう 根拠のない自信踏み
まだ暑く明るい秋の世を あなた無しで迎えた

あんとき切らなきゃ今頃 胸元あたりかと思えば
急に寒く感じる首元 師走足早く過ぎてく
瞬間風速だけで あなたを追い抜いた人はもう
思い出せない 心が知らない

思い出す あなたの眼の中

もう一度伸びれば もう二度と切らない
もう一度伸ばせば もう二度は切れない
今更と叱ってよ その人にあげる声で言ってよ
優しい眼で そっと見送らないでよ

春までと決めた気持ち 容易く揺るがすことがあり
青色の脱色剤で 黒髪を派手に抜いた
傷みなんて知らない あなたが好きだったあたしが
鏡のなか独り 透けた髪をしている

ねえ思い出す 四時半
居ても立ってもいられない
やっと頬に掛かった髪は
あなたの風の噂に靡いて

今にも色を失いそう
今にも

もう一度伸びれば もう二度と切らない
もう一度伸ばせば もう二度は切れない
駄目だよって言ってよ あの人にあげる声で言ってよ
綺麗に成ったね、と優しくしないでよ

「あなたさえよければあたしなにもいらない」
そう言うあたしがなんだか なんだか
すごく嫌だ 気持ちが嫌だ
なんだ 泣けてきた
判ろうよ 判ってよ
あたしじゃなくても

もう一度伸びれば もう二度と切らない
もう一度伸ばせば もう二度は切れない
今更と叱ってよ その人にあげる声で言ってよ
優しい眼で そっと見送らないでよ


アルバム「奇麗」収録曲


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