地獄
俺は狡猾で用心深い魚
センター街をBPM220でぶっ飛ばす
過剰はいつだって不幸の素さ
キミの羽音が聞こえる
緩急、序破急、起承転結
次の交差点が僕らのバニシング・ポイント
誰かさんの優しい笑顔が思い浮かぶ
その時、僕のペニスはマテリアリズムの権化と化した
僕の考える2つのこと いや、3つのこと
それは可もないし不可もない
留まることを知らない雨は僕の身体に降り注ぎ、
何とも言いようのない疲労感を与えてくれる
自分で限界を決めないっていうのが良いよね
ボリュームはすべてゼロ
陶酔の奥の自由な欲望
ノスタルジック、要するに地獄
見覚えのある地獄
僕らはバカなバブル
些細なボタンの掛け違いが悪意になりえる僕たちの危うい日常
つまり地獄、
ここが地獄
波紋はやがて闇へと変わる
鮮やかに染まる最後の地図
キャンパスに落ちる黒い絵の具
届きそうもない救いの手