藍坊主「ホタル」歌詞

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ホタル / 藍坊主

「ホタル」歌詞

歌手:藍坊主
作詞:佐々木健太
作曲:佐々木健太

ひかりの消えた町で僕らは 大人が消してく明かりを探す
またひとつまたひとつ消えてく 消されないように僕らは走る

あの夏と同じ風が吹いてる 目を細めるほど全てが青くって
炭酸のような一瞬抱え 確かに僕らはここに立っていた

月明かりのロータリー 夜行性の鼓動
バイクの暴れる遠い音 あの日のように 笑っておくれ

きっと空にそれてく流星の 淡い透明は君のもの
僕たちはどこを目指してる 大人になったって 見えやしねえ
ずっと褪せない僕らの青春が 行こうぜ行こうぜって軋みだして
雨上がり 月が響きわたった 螢田駅の空

潰れて回せないネジのような
煮え切らない想いがこのごろ増えた
これが大人になるってことかい
そして僕は電車を降りたんだ

蝉時雨の交差点 山にかかる雲
錆びた一斗缶を囲む草
あの日のように 畦道越えて

ずっと褪せない僕らの青春を 歪んで固まった心を
越えてゆけ 夏草かき分けて 咽せるような風を踏んで

ただうまくいかないだけだといいな
なんで大人になっちまったんだろう
息をして吐いてくだけで また失って それが未来なんて

きっと空にそれてく流星の 蒼い透明は僕のもの
意味なんて 必要ないだろう またこの場所で 会えたらな
いつか空にそれてく流星を ここで見せたい人がいる
雨上がり 稲穂がざわめいた 水銀灯が彼方から ゆれる ホタルのように


アルバム「ノクティルカ」収録曲


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