歌詞ナビ > cali≠gari > 東京、40時29分59秒
昔。 新宿駅裏には空地が在って、フェンスで戯れる風が帰り道だった。地下道。駆け抜けて茜空。都会の匂い。あの頃とさして変わらない。ああ、いいね。
東京は黄昏れて、赤い光がビルを濡らす。点しだす街灯に、人影は皆、夜へ急ぐ。
今。 この幸せに意味はあるのでしょうか?引き換えに無くしたのは何なのでしょうか?そして、季節は目まぐるしく映り変わり、答えは、もう、いらなくなった。
数えきれない嘘を誰かの為に口ずさむ。『違う』、けれど『同じ』日々を生こう。
東京は黄昏れて、赤い光がビルを濡らす。さんざめく街角に、人影は只、消えていった。
夕映えに沈む、東京を見てた。どこまでも沈む、東京を見てた。
歩き出す。自分らしく。後悔も大切に。色褪せた人生なら、それもまたいいものさ。いつか見た夢なら、きっと誰かが自分の代わりに叶えてくれるんだろう。素晴らしきこの東京で。
素晴らしきこの東京で―――――。
アルバム「11」収録曲
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