歌詞ナビ > 角川博 > 冬のかげろう
細めにあけた 障子の窓から月の光が 忍び込む裸の肩に あなたが触れればはげしく闇に すだく虫の声夜に生まれて 朝には消えるあゝ わたし わたし 冬のかげろう
あなたの胸に 微睡(まどろ)みながらそっとくちづけ かわしあう一つの部屋で あなたに寄り添い住むのはやはり 無理な夢ですか夜に生まれて 朝には消えるあゝ わたし わたし 冬のかげろう
ベッドの中に 寂しさ閉じこめ温(ぬく)めあっても 来る別れあなたの愛の 炎にやかれてこのまま死ねたら あなただけのもの夜に生まれて 朝には消えるあゝ わたし わたし 冬のかげろう
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