交錯する想い達 重なる死の刃
欺いては切り裂いた 過去への寂寥感
闇に沈んだ魔女に 光はいらない
lunatic... 歪んだ螺旋にいつしか囚われてる
シルエラは無力な 自らを呪う
罪深く染まる日々に すべてを委ね 想いを貫く
「戦う理由なんてどこにもないはずなのに。
命令されたって、何かの間違いじゃ……?」
「黙れ。間違いがあるとしたら、
それはお前がここにきたことだけ。
愚かで……汚らわしい男。追い払うだけなんて生温い。
私が―――殺してあげる」
ぶつかり合い狂い咲く 不可避の対話[deialogos]
傷つけずに 身を守る少年
体躯を伝う殺意 虚ろな衝撃
lunatic... 瞳の向こうに求めた存在は
等しいはずでも ah...鍵は合わず……
「繋ぎとめるため」そして「取り戻すため」二人は揺れる
果ての無い回廊 駈けるように
綻びかけた 現在を過去を未来を 求め続けて ah...
lunatic... 渇いた魂は不遜に寵愛求める
シルエラは幼稚な 自らを嘲笑う
紅蓮に飾った日々に すべてを委ね 想いを貫く
「少女の持つナイフが少年の首筋に突き立てられる刹那、
自らの身を呈して遮ったのは、蒼白の魔女」
「それは、初めて感じる痛みを伴って。
二度目にして最後の決別は、一瞬のことのはずなのに、
永い夢の中にいるようで……。
口元から鮮血が流れるままに口づけをし、
少年に小さな魔法をかける」