目を閉じて 落とした溜め息
忘れかけた 記億の旋律に
交差する想い 掻き捨てた
通り過ぎる 人並み眺めて
無情な傷を 疼かせてるけれど
振り返る一瞬(とき)は グラスの中
渇いた胸を 癒す
どうしようもなく やり切れなくて
ガムシャラに 手を振り回した
掴みきれず 零れそうな
アノ一滴(しずく) 飲み乾しでドア開けた
屈み込む強さ 抱きしめて
揺らぐ木の葉 見上げた確信へ
ほろ苦い痛み 塗りかえた月夜
二人の日々 遠ざかりし刹那
少しだけあがいていた 昨日へ
別れを伝えにいくよ
時を重ね 夜風は吹く
強がりじゃなく 笑い飛ばすと
ありふれた愛の フレーズじゃなく
描き続けた 虹を架けてみせるよ
頬を撫でる 風音が僕に
君がいた秋の日々を告げてるよ
ねえ 僕は目指してた扉の
鍵を手にしたよ そうだろう?
どれくらいの夜 戸惑う奇蹟
出会い別れ 繰り返してた?
焦がれ紡ぐ 思い出が
新しい朝 この道を標すから
ため息の数 夜風は吹く
強がりじゃなく 笑い飛ばすと
ありふれた愛の フレーズじゃなく
描き続けた 虹を架けてみせるよ