多岐川舞子「秋冬カモメ」歌詞

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「秋冬カモメ」歌詞

歌手:多岐川舞子
作詞:たきのえいじ
作曲:伊藤雪彦


波がちぎれて 岩場を削る
風は裳裾に からみつく
あなた あなた 帰ってきてよ
募る 凍える やせ細る
忍ぶ私の 身代わりに
鳴いてふるえる 秋冬カモメ

持っていたなら 報われますか
耐えた分だけ ねぇあなた
寒い 寒い 心が寒い
きしむ はじける 砕け散る
窓で木枯らし 啼く夜は
未練涙が 枕を濡らす

春はいつ来る 背伸びをすれば
雪が躰を 吹き抜ける
あなた あなた 忘れはしない
燃える 焦がれる こみあげる
おなじ運命か 切ないね
海が塒(ねぐら)の 秋冬カモメ


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1 雪に咲く花命ひとつを 夜汽車に乗せて 帰る故郷(ふるさと)
2 越後平野枯れ葉散らして 吹く木枯しが 夢も連れてく 晩秋の町
3 晩夏の岬この先は恋の 行き止まり 戻れはしない くずれて白い
4 柳川しぐれ色も寂しい 花菖蒲(はなしょうぶ) 女の涙を また誘う
5 ひとりぼっちの海峡ひとりぼっちの 海峡に 赤い涙の 雪が降る
6 東京雨あがり明日(あした)を生きる みちづれに わたしがほしいと
7 雨のたずね人雨の向こうに 灯りがともる あなたと初めて 逢った街
8 新宿たずね人涙こぼした グラスの酒を あなた取り上げ 飲み干した
9 夜汽車の女逢えば心が 迷うだけ 別れは手紙で つたえます
10 石北本線未練という名の 傷あとを 連れて女の ひとり旅
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