歌詞ナビ > 竹原ピストル > 笑顔でさよなら、跡形もなく。
古びた今日を追い立てるようにのしのしと夜が満ちていく。やがて輪郭の限りに街が灯り全ての輪郭に影を生む。
子が親を選べぬように金は汗水の色を選べない。せめて誰かを羨みながらのいじけた酒だけは啜らぬように
そちらにとっての裏通りがこちらにとっての表通り分かり合えぬことを分かり合ったら笑顔でさよなら、跡形もなく。
真新しい今日に急き立てられるようにそそくさと夜が褪せていく。寝ぐらを無くした鼻歌が路地のどんつきに吹き溜まる。
自前は骨身と心根だけ。あとは借り物、もらい物、授かり物。日々、胸糞に積もりゆく恩の厚み。夢の体重はそれで決まる。
そちらにとっての裏通りがこちらにとっての表通り分かり合えぬことを分かり合ったら笑顔でさよなら、跡形もなく。笑顔でさよなら、跡形もなく。
アルバム「悄気る街、 打ちのように歌がある。」収録曲
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