「あなたに嫌われてまで
手に入れたいものなど何もない」
と言ってたのは嘘
嘘ついたよ
先走る癖をわかりすぎていた
今度はうまくやってみなよ
「あなたの2番目の
そのまた次の次の次でもいい」
と言ってたのは嘘
嘘ついたよ
2丁目あたりで涙が出てきた
今度は空気を読まないよ
神様みたいなあなたの言葉に
ひどく癒された日々にサヨナラ
苦し紛れに笑って
来週の予定を立てる
右手が止まる
いつも通り暮らせば
気にも留めないこと
たくさんあるよ
あなたに出会って変わった気がしている
こんな気持ち初めて
心の中にある
柔らかくてチクチクしてる
丸いものを棘で刺された
だけど
神様がここで私のハートに
餞別をくれるはずよね、きっと
苦し紛れに笑って
昨日のページを眺める
右目が滲む
「あなたに嫌われてまで
手に入れたいものなど何もない」
と言ってたのは嘘
それも嘘
あなたの困った顔が好きだった
「今度はうまくやってみな」と
右目を閉じてウインクして
スキップで3丁目の朝