守野せりあ(赤尾ひかる)「ダンデライオンガール」歌詞

たそがれ時の　暗い音楽室で
あなたが弾いたショパンは
遠い世界に私を　誘う時の船

古いピアノにそっともたれて語る
とりとめのない未来図
笑うあなたをつねれば
遠いベルの音

手紙はさんだ　下駄箱のふた
パンドラの箱のように
空けるたびに　めぐる季節
大好きだった

ダンデライオンガール
あなたがいた日々
ただ楽しかった　それだけ

校舎の裏の丘に　揺れるダンデライオン

鳶色のバス待った教会坂で
あなたに借りたサガンは
鮮やかすぎて私を　戸惑わせていた

大人になれば　悩みも夢も
宝石箱にしまって
二度と来ない少女時代
大好きだった

ダンデライオンガール
あなたが呼ぶ声
ただ嬉しかった　それだけ

芝生のノートの上で　揺れるダンデライオン

ダンデライオンガール
あなたがいた日々
ただ楽しかった　それだけ

校舎の裏の丘に　揺れるダンデライオン

ダンデライオンガール
あなたが呼ぶ声
ただ嬉しかった　それだけ

芝生のノートの上で　揺れるダンデライオン