君がくれたあの短いメールが
ぼくを元気づけた
いつもと同じありふれた文字が
たゞそこに並んでいるだけなのに
風に春を見つけたように
突然ぼくのこころをつかまえた
まるで君の声が聞こえたみたいで
この胸はいっぱいになって
その時ぼくにはそんなささいなことが
ほんとうの幸せに思えたんだ
ぼくのことを知ってる人は
この地球の上にどれくらいいるんだろう
ぼくの言葉が誰れかのことを
少しでも幸せにするんだろうか
並木が音をたてて揺れた
迷いはずっと続いていくんだろう
きっとまたぼくはつまらない出来事に
流されてゆくんだろう でも
生きてゆくことは思っていたよりも
ずっとステキなことかも知れない
春はそこまで
君の好きなこの街にも いま
春はそこまで
また いま 南から
春の風が吹いた
誰れも気づかないような ほんの小さなことで
この胸はいっぱいになって
その時ぼくにはそんなささいなことが
ほんとうの幸せに思えたんだ
街はかがやき始めた 季節が動いてる
明日は何か待ってるんだろう
生きてゆくことは思っていたよりも
ずっとステキなことかも知れない
春はそこまで