期待通りの雨に打たれ
成(な)す術(すべ)もなく立ちすくんでる
そう いつものことさ そんな風にして
少しずつまた救いようのない町の中に
今日も紛(まぎ)れ込んでゆく
軽はずみの言葉並べて
何が変わると言うのだろう?
路地裏(ろじうら)のいつもの辺り
星のない空の下で
目をつぶったって 三つ数えたって
欲しい物はそこにないけど
ここに居るんだって
君が好きなんだって
意味のない事ばかりを
いつもやってんだ
地下鉄に乗って人は動く
それにつられて地球は回る
ちんぷんかんぷんどうかしてる
バカバカしくて やってられないから
違う通りに逃げ込んでる
見つからない様に あっち向いてホイ!
生きてるって事履(は)き違えて
数宇にすり替えてゆくのなら
覚えた事を知ってゆく事を
忘れたくもなるんだよ
目をつぶったって 三つ数えたって
欲しい物はそこにないけど
ここに居るんだって
君が好きなんだって
意味のない事ばかりを
いつもやってんだけど
調子はずれの日々 どしゃぶりの空
まだすてたもんじゃないだろう
他の誰かじゃきっとわからない
それをいつも探しているのさ