時は流れ流れ すべての色は変わり
艶(あざ)やかな花びら いつかは散る運命(さだめ)
燃えつきてもいい そんなふうに 生きよう
いいんだ 戻る場所は この胸に しまおう
ひそかに 静かに 雲が出て
激しさを 影で覆う
今にも何かを 言いたげな
その手に触れれば you cry
針のような雨粒 水面(みなも)に輪っかをつくり
色とりどりの鯉(こい) 睡蓮(すいれん)の葉を揺らす
消してしまいたい そんな日々が あるかい
それは 嵐のように その心 過ぎてゆく
ひそかに 静かに 夜は更(ふ)け
寂しさが 忍び寄る
その肩を 強く引き寄せて
まだ見ぬ 明日を待つ
ひそかに 静かに 月が出て
愛しい 微笑が見える
そして僕たちは歩き出す
ここじゃない 何処(どこ)か遠くへ