やなぎなぎ「目覚めの岸辺」歌詞

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目覚めの岸辺 / やなぎなぎ

「目覚めの岸辺」歌詞

歌手:やなぎなぎ
作詞:やなぎなぎ
作曲:rionos


すこしずつ集めた星の砂を
パラフィンの染みた紙に落としたら
お薬みたいに 綺麗に包んで
ガラスの小瓶で海へ送り出そう

きっとどこか遠くの国
きっと出会うこともない
静けさに満ちてる
私のいない場所へ

流れ着く目覚めの岸辺に
打ち寄せられた 傷まみれのボトル
呼吸さえ覚束ないまま
化石になって 砂の底

何十年何百年
識る術もない未来の
なんてことない土塊になれたらいい
細やかに そこにあるような
星切れのひとつぶみたいに

果てしなく乾いた岸辺は
目覚めの波を待ち望み続ける
微睡の熱を帯びた感情に
名前はまだつけられない

流れ着く目覚めの岸辺に
打ち上げられて消えてゆくため
また明日も星の砂集めて
ガラスの小瓶で空の海に送り出そう


アルバム「ナッテ」収録曲


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