歌詞ナビ > ALI PROJECT > 逝ける王女の肖像画
わたしの短い生涯のうちで何よりも光満ち深く輝いたのはひとりの画家の二つの星の瞳でしたどれだけわたしはその光に照らされたでしょう
薔薇色の絹を 着飾るわたしは三才の早春
初めて出逢った 長い髪の画家は手にくちづけた
泣きじゃくるたび あやすかのように止まった絵筆 曲がる口髭
わたしは大人しく ひとり佇む薄闇が降りるまで
五度目の冬は 銀色(ぎん)に包まれ踏み出す再び 大きな絵の向こうへ
侍女らと共に ある日の午後が幸福な永遠になる
夜空の紺色(ブルー)を 纏って澄ました淑女の少女は 八つになって
それでも儚く狭い世界でその目だけが 広い宇宙
二年が行きて 赤い衣裳(ドレス)の前で画家は死んだ
人は知るでしょうすべてのわたしをあなたの絵の中だけに
アルバム「贋作師」収録曲
JASRAC許諾番号:9008177008Y38026 NexTone許諾番号:ID000003176
Copyright (C) 2005-2024 SANDY NET SYSTEM CO.,LTD. All Rights Reserved.