歌詞ナビ > ALI PROJECT > 処女懐胎、あるいは白骨塔より少女達は飛翔する
空へと続く糸杉よりも冥い土の中のわたし達の方が天を知っている
割れて墜ちる破片血で受け止めながら
蜜蝋の肌 溶かし薫らせ玻璃の骨 砕いてこの身で包むのは腐敗せぬ魂
遙かな古代(むかし)でも在らざる未來でもずっと
失くしたのは青い翼太陽の民に愛された証の此処にいると伝えたくも届けたいのは誰
見目麗しくそして醜く生まれついたけれどわたし達はけして神の子でなく
毒蛾の鱗粉に送られる葬列
光の筋を導くものは信仰か幻戯か眼蓋の世界こそ崩壊せん現実
果ての泥濘から息を返すはあと少し
授かるのは黒い翼天使と悪魔 抱擁の印のもうひとつの鼓動はいま細い肢体を破る
目を閉じて目を開けて夜明けより闇夜より破瓜なくて解体と懐胎の死と再生
生まれるのは白い翼抱きしめるのが叶うというのなら其処に行くと伝えられる待っているのは何
羽撃くだけ舞い上がるのはこんなにも容易い
もっと高くもう許されぬ落下
アルバム「Poison」収録曲
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