春は桃色の風に吹かれて
夏には星座探し空をなぞる
黄金色(こがねいろ)の秋は稲穂が実り
鍋を囲みながら暖まる冬
数を数えて巡る季節に
幸せは木陰で隠れている
目隠しを解いて探してみるけど
そうしてまた一年過ぎてゆくんだな
もしも 小さな喜びを見つけられたなら
きっと 後悔などせずに生きて行けるのに
元気でいるよと挨拶を交わして
来年も再来年も続くと思ってた
悲しい知らせはいつも突然に来て
さよならの一言も言わせてくれないな
もしも 素直にありがとうと伝えられてたら
きっと 後悔などせずに生きて行けるのに
もしもと言う言葉を呟く度に
不甲斐ない自分に気付いてしまうけど
消えてしまいたいと思うような日には
前を向いていられる希望になるから
もしも
また君に会えたなら何を話そうか?
もしも二度と会えないとしても
共に過ごした日々は消えることはないから
迷いも苦しみも全部引き連れて
朝をまた迎えてがむしゃらに生きよう