すれ違うたくさんの見知らぬ人生を見てた
誰も皆 何を求め 何を信じて
かたくなに歩き出すのか
振り向きもせず 流れてく時に
棄(す)てられぬ弱さ 抱(かか)えてた少年が転ぶ
一番正しくて 答えがホントにあるのなら
それが何か選べないダメな僕は
堕落者(だらくしゃ)だろう
立ち上がる少年は 胸に抱え込んだままで
延(の)ばしたその手も掴(つか)めずに流れに消えた
何も無かったように また今日も歩き出す
昨日よりも激しい波が来る
優しさだけでは生きてはいけぬ時代だと
誰かが歌う
青すぎる空 わけなくこぼれた涙
君に逢いたくて 触れていたくて
涙が終わらない
一番正しくて 答えがホントにあるのなら
それが何か選べないダメな僕は
堕落者(だらくしゃ)だろう
立ち上がる少年は
瓦礫(がれき)に埋(う)もれた道の上
延ばしたその手も掴めずに流れに消えた
何も無かったように
また今日が終わって行く
昨日よりも真っ赤な陽(ひ)が沈(しず)む
暮れゆく街の中 幸せと悲しみが降って
誰かの涙が誰かの幸せになって夜が来る
どこまでも続きそな暗闇には星を探すよ
遠くても 遠くても この両目を凝(こ)らして
答えは無いままさ 選べずに抱えたまま
嘘みたいな真実も 全部
そして このままで君に逢いにゆく