秋岡秀治「花板」歌詞

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「花板」歌詞

歌手:秋岡秀治
作詞:仁井谷俊也
作曲:影山時則


庖丁ひとつに 生命を賭けて
おとこ道頓堀(とんぼり) 板修業
掴むぞきっと 浪速(なにわ)の味を
一人前に なるその日まで
許せおふくろ 親不孝

生活(くらし)が荒れたら 庖丁も荒れる
ここが我慢の 正念場
喰道楽(くいどうらく)の 浪速の空に
評判(うわさ)の花を 咲かせるまでは
恋という字は 後まわし

駆けだし三年 脇板五年
夢の花板 まだ遠い
精神(こころ)と技を 磨けと云った
親方さんの 尊い教え
肝(むね)に刻んで 板場道(いたばみち)


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1 男の未練胸のすき間に 面影揺れて 飲んでなだめる
2 いばら道咲かずじまいの 夢を捨てれば あとからおまえが
3 なぁ女将洒落(しゃれ)た肴(さかな)は なくていい 二合徳利で
4 笹小舟白いうなじを かたむけて 風の行方を みつめる
5 命 道づれおまえの小さな 肩先そっと 抱けば涙で すがりつく
6 雪寺雪寺は 山の懐(ふところ) 閑(しず)やかに 眠る寺
7 夜の雨二度と戻るなよ もうこの町に ずっと夢見た
8 夢落葉酒は男の 夢しずく 飲めば体に 沁みわたる 東京下町
9 酒慕情こころに消せない 女(ひと)がいる 酒で流せぬ
10 路地裏酒場窓のむこうを 電車が通りゃ 揺れて転げた 招き猫
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