歌詞ナビ > 霜月はるか > Heretical Wings
小さな窓から差す 仄蒼い月灯り冷たい石壁(かべ)に凭れ 重い瞼を閉じる
絶望に囚われた心 絡みつく鎖は解こうと藻掻くほど 深く
信じられるモノ 集めた世界は容易く嘘に呑まれてく傷付いた翼 もう羽ばたけない遠ざかる約束 壊れた儚い未来
虚ろを抱いたまま 幾千の夜を超え静寂(しじま)を揺らす風が 永久(とわ)の眠りを覚ます
眩しさの先に佇んだ 美しい少女はよく似た瞳(め)の色をしていた
確かなモノなど 何一つも無い脆くて曖昧な場所でふたりは寄り添い 共に夢を見る他愛ない約束 僕には充分だった
誰もが孤独に 正しさを掲げ振り翳すのが世界なら僕の真実は 僕の中にある他の誰かになど 奪えはしない
信じたいモノを 信じる強さで降り注ぐ矢を払い 飛べこの背の翼が 全ての敵でも君の手を離さず 連れて行くよ あの遙か故郷(そら)へ
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