歌詞ナビ > 岡ゆう子 > 霧積の宿
落葉松(からまつ)の 林の中を風が静かに 過ぎて行く恥らいながら うち明けた女心の 胸のうち愁(うれい)を秘めた 夕焼けが小窓を染める 霧積(きりつみ)の宿
吐く息も 重なる峠手と手引いたり 引かれたり一つに想い 溶け合って心の糸を ふるわせたあの日の遠い ときめきにやさしく暮れる 霧積の宿
谷川の 果てない流れ山の水車も はずんでた我がまま言って 困らせた愛の証(あか)しの 恋心帰らぬ人の 面影が湯の香に揺れる 霧積の宿
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