雪の 降(ふ)る夜(よ)は 思い出す
北の育(そだ)ちの 君の事
想(おも)い出したら 呼んでよと
泣いて 別れたあの夜が
酒のグラスに 沁(し)みついて
ジンと くるんだ・・・
「泣けるねー」
君の 優(やさ)しさ 悲(かな)しみが
俺の心(こころ)に 降(ふ)り積(つ)もる
細い身体(からだ)を 折(お)れる程(ほど)
抱(だ)いて詫(わ)びたい 思い切り
夜が流(なが)れる 旅(たび)の宿(やど)
ジンと くるんだ・・・
「泣けるねー」
雪が 深深(しんしん) 寂しさを
連(つ)れてくるのか 今日も又
君の笑顔(えがお)に 逢いたくて
探(さが)し 求(もと)める この俺の
心(こころ) 漂(ただよ)う 未練街(みれんまち)
ジンと くるんだ・・・
「泣けるねー」