味の消えたガムを噛み ポケットにムリヤリ突っ込んだ カレーパンとばったり地下鉄で
「終着駅どこですか?」誰かがたずねた気がする
でも そんなの僕ら知らないって
ひんやり地べたに耳を当てたら ド、ドーンと電車の地鳴り
もう、これ以上もぐれない
あくせく 汗だく くらり立ちくらみ
途中下車して タバコをプカリ
楽になったのに情けない気分だよ
「あ!そうだ 靴ひも結ばなきゃ」
階段昇って見渡せば 真っ黒な新聞紙の空 インクに滲んでる街角
コンクリートのサンドイッチ 隙間から黄色いたんぽぽ
ほっとした雲のつむじの下
焼けつく地べたに耳を当てたら ブロロローン車の煙
もう、これ以上登れない
あくせく 汗だく 脇目もふらず
その先にいったい何が待ってるの?
夢の中まで道草もできないや
「あ!そうだ 靴ひも結ばなきゃ」
あくせく 汗だく くらり立ちくらみ
途中下車して タバコをプカリ
楽になったのに情けない気分だよ
「あ!そうだ 靴ひも結ばなきゃ」
あくせく 汗だく 脇眉もふらず
その先にいったい何が待ってるの?
夢の中まで道草もできないや
「あ!そうだ 靴ひも結ばなきゃ」