風(かぜ)になびいたスカートが
熱(あつ)い視線(しせん)で溶(と)けていく
あなた そんなに見(み)つめないで
わたし逃(に)げたりしないから
キラキラと輝(かがや)いた この瞳(ひとみ)の奥(おく)
独(ひと)り占(じ)めしたいなら
もっと愛(あい)が 必要(ひつよう)
わたし待(ま)ってるわ
あなた照(て)れるから
潤(うる)んだ唇(くちびる)も
おあずけ
ひざまずいたら
この胸(むね)で
眠(ねむ)らせてあげるかも
かわいいふりしてやるよねと
みんな 陰口(かげぐち)叩(たた)くけど
おどけ続(つづ)ける女優(じょゆう)の素顔(すがお)
あなたにだけ見(み)せてあける
いつの日(ひ)か
わたしを狙(ねら)う道化師(ピエロ)の群(む)れから
抜(ぬ)け出(だ)したあなただけ
許(ゆる)された 告白(こくはく)
ちょっと待(ま)っててね
今(いま) まだ早(はや)い
あなたが望(のぞ)むモノ
わかるわ
ひざまずくから 唇(くちびる)が
爪先(つまさき)に触(ふ)れるかも
そっと待(ま)ってるわ
ふたりの恋(こい)が
愛(あい)に変(か)わる日(ひ)まで
おあずけ
ちからづくなら 壊(こわ)れちゃう
ガラス細工(ざいく)の瞳(ひとみ)
わたし待(ま)ってるわ
あなた照(て)れるから
潤(うる)んだ唇(くちびる)も
おあずけ
ひざまずいたら
この胸(むね)で
眠(ねむ)らせてあげるかも
ガラス細工(ざいく)のふたり