「マサオ、水くせえじゃねえかよ?
『俺たち、隠し事はなしにしよう』って、あの日、約束したじゃねえか?
マサオ、おまえの口から聞きたかったぜ!
『結婚する』って…」
ガキの頃からマブダチ
二人何をするのもつるんで
ずっと大人になれずに
いつもナイフみたいに生きてた
そんなおまえから 一通の手紙
それが披露宴の ああ 招待状
マサオ 先に行くのか?
俺だけを残して Lonley!
マサオ 先に行くのか?
心の半分が裂かれてく
俺だけのマサオ
「マサオ、あの日の夕焼けを覚えてるか?
そうさ、俺とおまえが殴り合ったあの砂浜で見た夕焼けさ。
あの時、俺は思ったんだ。
夕焼けが美しいんじゃない。
おまえと見る夕焼けが美しいんだって…。
…おまえのパンチ、効いたぜ!」
いつかおまえのハサミで切った
俺の自慢のリーゼント
大人になるってことは
何か捨てることだと言ったな?
就職してからスーツも着てるぜ
俺はその代わりに ああ 何を捨てた?
マサオ しあわせになれ!
おまえは見つけたんだ Love!
マサオ しあわせになれ!
俺なら平気さ 泣かないよ
俺は大人だぜ
「マサオ、俺も、せいせいしたぜ。
ずっと、言えなかったんだけどな、
おまえとマブダチでいるってことに疲れていたんだ。
今日からは、その美人の新婦が、おまえの唯一の‘マブダチ’だ」
マサオ しあわせになれ!
おまえは見つけたんだ Love!
マサオ しあわせになれ!
俺なら平気さ 泣かないよ
俺は大人だぜ
「この後の二次会で、俺も探すよ。
とびっきりの美人の‘マブダチ’
マサオ、おめでとう!」